インドのスリーパーバスで死にそうになった話

 

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日本のの長距離バスも、日本の新たな規制に今では喘いでいますが、安い値段で長距離を移動することができる手段のひとつでしょう。

インドにおいても、長距離バスは安く、しかも、快適に移動する手段として非常に重宝します。

たとえば、プネからムンバイの場合ですとA/Cバスでだいた約500Rs、プネからゴアまでだと1000Rsくらいで片道でいくことができます。

またバスはA/CバスとNon A/Cバスに分かれます。

僕は熱がりなので、A/Cバスをいつも選びます。特に、夏はA/Cバスじゃないと死にます。Non A/Cは極力控えたほうがいいと思います。

プネからムンバイは3時間くらいでいくことが可能ですが、プネからゴアのような10時間以上かかるバスは基本的に、夜中の運行のバスがメインとなります。

そして、これらのインドの夜間バスのなかには日本でみられないような特殊なバスがあります。

それがスリーパーバス。

席がすべてベットになっています。日本では即効で道路交通法かなにかで違反になるので絶対にお目にはかかれないでしょう。

最近僕も仕事の間をぬってゴアに遊びに行ったときにこのスリーパーバスに乗りました。

乗った当初は「おおっ!めちゃくちゃ快適!」とおもっていました。

しかし、やはりインドなのでそんなスムーズに快適のままでいられるはずがありません。

車が発進しはじめた瞬間にマグニチュード200くらいの振動がベットに寝ている僕の体を揺さぶりはじめました。

なんていうんでしょう。・・そうタイヤと一体になった感じといえばわかりやすいでしょうか?

特に僕のベットはリアタイヤの真上の席だったので、タイヤからのインパクトがそのまま体を貫いていきました。

「ぐはあ」

誇張ではなく、振動が貫くたびに本当にこんなうめき声をだしてました。

しかもその後、夜中くらいにトイレ休憩がありました。

なかなかトイレ休憩がなかったので待ってましたといわんばかりにトイレへ行きました。

英語がほとんど話せないバススタッフが

「サーティーん」

・・みたいななことをいっていたので、おそらく13分くらいの休憩なんだと思い外に出ました。

プネのような都心とは異なりカントリーサイドのインドの夜は非常に恐ろしい。

とっととトイレをすませたかったのですが、トイレがバスからめちゃくちゃ遠い。

恐いなあと思いながら、やっとのおもいでトイレをすませて、

「もし自分のバスが僕を忘れていなくたってしまってたらどうしよう・・」

なんて、ちょっとビクビクしながらもどってみたところ、本当にバスがいなくなってました。

 

・・・・コ○ス!!

 

周りにはよくわからないおっちゃんと犬しかいません。

トイレ休憩のためだけに外にでたので、財布はおろか、携帯や身分証明なるものもまったくもってませんでした。

あるのはぼくの着てるユニクロのシャツとジーパンオンリー。

こんなわけのわからないカントリーサイドに夜中にシャツとジーパンオンリーで外国人が取り残されて何ができるでしょうか?

それでも何とかしなきゃと思い、いろいろ考えました。

1・タクシーにお金は後払いでプネの自宅まで送ってもらう。

→その場所はプネから100キロ以上はなれてるし、夜中なので不可能に近い。

2・お金を後払いでタクシーで目的地のゴアに向かい友達と合流

→その場所もまたかなりゴアから距離があるし、しかも、ゴアにいってもホテルとか決めていなかったので、携帯なしで現地で友達と合流するのは不可能。

3・その場のホテルで一泊する。

→財布も身分証明書もないので不可能。てかホテルみあたらない。

4・警察に保護してもらう

→一番現実的だが警察は基本英語が苦手。特にカントリーサイドでは絶望的。時間がかかる。てかあまり警察は信用できない。したくない。

5・英語を話せる人を見つけて携帯電話をかしてもらい友達に電話する。

→カントリーサイドだけに、まともに英語が話せる人がほとんどいない。しかも、仮に携帯をかしてもらっても電話番号がわからない。

 

・・・ふっ・・・チェックメイト・・・お手上げだよ・・

 

どう考えても絶望的でした。

いままでインドではけっこういろいろトラブルを経験してきましたが、今回ほど絶望的なものはなかったです。

まあ、死ぬことはないでしょうが、ここから脱出する苦労を考えると、もう貝にでもなってしまいたくなりました。

 

・・・・とおもっていたら15分後僕のバスが帰ってきました。

友達が僕がいないことに気付いてバスのスタッフに知らせてくれたそうです。

バスの外にでてきた友達は僕を探すことにあわてていたのか、片足だけ裸足でした。

ありがとう。本当にありがとう。一人だったら本当に死んでました。。。

僕のことを忘れたバススタッフはしらっとしていました。まあこんなもんです。

外国人が海外に行くときは身分証明書と財布は必ず持ち歩きましょう。

どんなときでも。

 


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