なぜかインドで仏教を理解した件。

buddha

僕がインドに来たばかりの時、僕の口癖は

「なにもかもムカつくことばっか・・・」でした。

日本でできて当たり前のことがインドではうまくいかないことが本当に多かったからです。

しかもインドでは一度壁にぶつかると、それが何重にも重なってややこしくなることが非常多かったです。

特にはじめは英語話せなかったし、だからインド人・アラブ人に馬鹿にされたし、バイクのってたら外人だからって意味もなく警察につかまってお金を請求されるし、すぐお金をぼったくろうとしてくるし、ものがすぐに壊れるし、停電多いし・・・

慣れるまでたくさん苦労がありました。

しかし、ある日イライラすることがほとんどなくなった時がきました。

何がおきてもあまり動じることがなくなりました。

なぜそうなったか。非常に簡単な変化でした。

それはなににもほとんど期待しなくなったから。

期待しなくなるというのは悪い意味で言っているのではなく、要するに、物事を固定観念から解放されたということです。

そもそも、イライラが生まれる理由というには、物事を固定的に見ているときにおこりやすいものです。

こういう時はこうあるべきだ。他人はこうあるべきだ。自分はこういう存在であるべきだ。

そいうったステレオタイプがイライラや憂鬱な気持ちを作り出すだします。

これに気が付き始めてからふと思い出したものが一つありました。

それが仏教の教えです。

僕は無宗教ですが、小さい頃に僕の両親が祖父の神棚の前で般若心経を読んでいるとき、ふと「これってなんだ?」と思い、いくつか本を読んだりして調べた時がありました。

調べた時は意味は分かっても「理解」が全然できませんでしたが、インドで生活を続けているとき、なぜか忘れかけていたそれをふと思い出し理解できるようになりました。

一般に宗教にはいろいろな教えがあるし、結構複雑だったりしますが、仏教の根本的な教えというのはものすご~く単純なものです。

仏教の教えを単純にいいますと・・・

「物事にしがみつくなよ。別に世の中なんて、そもそもはなんにもないものなんだから、LOVE&ピースの気持ちを忘れずに今やれることをたんたんとやっていきゃいいんだよ。」

ということです。(かなりざっくり)

「物事にしがみつかない」の物事とはすべてのことについてです。

たとえば自分のプライド、名誉、お金等の資産、恋人、ビジネス、食べ物・・・etc

これらのものにしがみつくということはすなわち「欲」があるということになるそうです。

人よりいい地位にいたいとか、かわいい彼女がほしいとか、ひとから称賛されたいとか。

これらの欲が実現できないから苦痛やイライラが生まれるということらしいです。

仏教の教えての真髄をわかりやすく説明したものが「般若心経」です。

仏教とはそもそも、神様にナムナムするものではなく、現在自分が幸せのなるためにはどういう気持ちでいればいいのかを説いたものらしいです。

だから、「死んで仏になる」とか「御仏が助けてくれる」とかいう表現はそもそもの仏教の開祖の釈迦の教えとは少し外れているかもしれませんね。

かの有名なスティーブジョブズも仏教徒で般若心経の教えをベース生きていたそうです。アップル創設前にインドで7か月ほど修行したこともあるそうです。

また、ジョンレノンも同じで「IMAZINE」とかは仏教の世界観を歌ったものだといわれています。

ぼくも今ではこの考え方が心のスタビライザー(安定装置)として機能していたりましす。だからもはや仏教徒なのかもしれない。

「単純だけど、単純が一番難しい。」

これもスティーブジョブズがいってたことですね。仏教の真髄も同じです。簡単だけど理解が難しい。

でもなぜかインドで生活しているうちに心から理解できるようになったこの教え。

やはりインドは仏教の生みの親なんですね。


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